オンラインゲーム(以下「ゲーム」といいます)に参加される方全員が、ゲームを安全に楽しんでいただくためには、あらかじめゲームに設定された、公平なゲームバランスの維持が必要です。
また、いわゆるRMTなどが横行すると、今後、さまざまな法規制が課せられて、ゲームアイテムなどの提供や利用に支障が生じる可能性があります。もし、そうなると、ゲームの面白さが半減するばかりではなく、皆様に、新しいゲームを楽しんでいただくことも、困難になります。
そのような事態を招かないために、皆様が、ゲームのルールや関連する法律を守って、より楽しいゲーム環境の維持と発展にご協力していただくよう、お願い申し上げます。
以下に、ゲームに関する犯罪に該当する代表的な行為をご紹介しますので、皆様は、絶対にこれらの行為に関わることなく、公平に、ゲームを楽しんでください。
万一、これらの行為を発見した場合、当社は、当局に、即刻通報しますので、ご承知おきください。

  1. 「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」に違反する行為
    同法の詳細は、警視庁サイバー犯罪対策ページを参照してください。
    なお、同法に違反して、「不正アクセス行為」を行った場合には一年以下の懲役または五十万円以下の罰金(同法第8条)、「不正アクセス行為を助長する行為」を行った場合には三十万円以下の罰金(同法第9条)など、それぞれ刑事罰に処せられます。
    1. 他人の会員IDやパスワードを使用して、不正に、ゲーム会社のサーバーなどにアクセスするなどの行為。
      ・他人の会員IDやパスワードを入力して、不正に、ゲーム会社のサーバーなどにアクセスして、他人が所有するゲームアイテムなどを、無断で自分の会員IDに移動したり、書換えたり、改ざんするなどの場合。
      他人の識別符号を無断で入力する行為(不正アクセス禁止法第3条2項1号)
    2. フィッシングなどで、会員から会員IDやパスワードを騙し取り、その会員IDやパスワードを使用して、不正に、ゲーム会社のサーバーにアクセスするなどの行為。
      ・実在するゲーム会社の電子メールやウェブページを装い、会員から、会員IDやパスワードなどの個人情報を、騙し取るなどの場合。
    3. 他人の会員IDやパスワードを第三者に提供する行為。
      ・他人に、オンラインやオフラインを問わず、「○○ゲームをするための会員IDは△△、パスワードは□□」などと、口頭や電子メールで教えたり、電子掲示板やブログに掲載したり、販売するなどの場合。
    4. 会員本人でも、不正に会員IDやパスワード取得して使用する行為。
    5. ゲーム会社のサーバーなどに不正にアクセスする行為
      ・不正に、アクセス制御機能を回避することができる情報や指令を入力して、ゲーム会社のサーバーなどに不正アクセスして、ゲーム内容やゲームアイテムなどを書換えたり、改ざんしたり、破壊するなどの場合。
      セキュリティホールなどを攻撃してコンピュータに進入する行為(不正アクセス禁止法第3条2項2・3号)
  2. 「利用規約」や「著作権法」などの関連法令違反
    1. ゲームアイテムのパラメータなどのセーブデータやプレイ中のメモリデータを、不正に、書換えたり、改ざんするなどの行為。
    2. 不正なツールなどを利用して、ゲームアイテムなどを不正に取得する行為。
    3. 会員IDやパスワードの管理義務違反と損害への過失責任
      会員が、「育成代行サービス」と称した他人に、会員IDやパスワードなどを教え、育成代行を依頼して、代行手数料や会員が所有するゲームアイテムなどを盗まれた場合、会員が、自らの意志によって会員IDやパスワードを他人に教えたので、会員は、利用規約違反と共に、生じた損害への重大な過失責任を問われ、被害は救済されない。